2016年8月19日金曜日

あなたはDomane(ドマーネ)派?Emonda(エモンダ)派?20万円前後のフルカーボンロードを比較しました!


フルカーボン2車種の違いはどこだ?2017モデルでチェックしました!

今週も7台の新モデルが店頭にやってきました。その中でも特に待ち遠しかったのが「20万円前後のフルカーボン2車種」Sシリーズと名付けられたDomaneとEmondaです。今回は両モデルのTiagra搭載車体を元に違いをチェックしました!


比較その1:カラーリング&価格

まずは外観から。という事でカラーを比較してみました。Domane S4(左)は赤メインの配色。ここで通常の黒ならよくあるバイクなんですが、今年はダークグレーをうまく使ってとてもカッコイイ仕上がりに。一方、Emonda S4(右)はシルバーをメインにした最近見ない配色が特徴的な一台。赤のライン、ブラックカラーのロゴを組み合わせて、シャープなイメージが際立つ一台になりました。

Domane S4 → 235,000円
Emonda S4 → 195,000円

価格を比較してみると、その差は4万円。同じ位置づけのバイクなのに、この違いはどこから出てきているのでしょうか?それはこの先を読み進めていけば分かります。


比較その2:ギア設定

共にロードバイクを初めて乗るエントリーライダー向けという事になっていますが、ギアの設定に差がありました。後ろのギアは歯数が大きいほど、少ない力でペダルを回せる(1回転あたりの移動距離は少なくなりますが)ようになるのですが…

Domaneのローギア → 32T
Emondaのローギア → 28T

と設定ギアに違いが見られました。先ほどの説明からすると、Domaneの方がより少ない力で漕ぐことの出来るギアが装着されている。という事になります。

一方、Emondaのギア設定はDomaneに比べると、変速した際の繋がりの良さや巡航速度をキープする為に必要なギアを重視した設定となっています。



比較その3:カーボングレード
最近、見落とされがちなポイントです。フルカーボンフレームとひとくくりに言っても、実は「グレード」が存在します。TREKではOCLVという技術を用いて成型をしますが、成型に使用するカーボングレードにナンバーを振り分けて違いが分かるようにしています。

Domane → OCLV400シリーズ
Emonda → OCLV300シリーズ

このグレードは数字が大きくなるほど上位という事ですので、EmondaよりDomaneの方が上位のグレードのカーボンフレームという事が読み取れます。

OCLVカーボングレードについては、以前に違いを示した記事を掲載しておりますので、あわせてお読みください!

(はじめてのスポーツ自転車選び)TREKのカーボングレードをおさらい!



比較その4:シートポスト

サドルとフレームをつなぐパーツですが、衝撃吸収力に関連するともいわれています。
実はここにドマーネとエモンダの違いが出ていました。

Domane(左) → カーボン製シートポスト
Emonda(右) → アルミ製シートポスト

快適性を重視するドマーネのこだわりが細部に見えました。エモンダはアンダー20万円を達成する為のコストカットのためか、アルミ製を採用。乗り心地が気になるライダーはあとからアップグレードも視野に入れると良いかもしれませんね。


比較その5:BB(ボトムブラケット)

はじめてのロードバイク選びとしてはちょっと技術的すぎるポイントかも?と思いましたが、重要なのでチェックしておきましょう。ボトムブラケットはペダルで漕いだ力をフレームに伝える上で重要なパーツです。BBが力に耐えられず、わずかな歪みを起こすと力の伝達効率は落ちてしまいます。そこでフレームメーカーは様々な規格を投入しているのですが、2つのバイクには違いがありました。

Domane(左) → BB90(トレック独自規格)
Emonda(右) → Pressfit 86

ドマーネにはTREKの独自規格であるBB90が採用されています。フレームにベアリングを直接固定する方式で、非常に高い伝達効率を獲得できると感じています。エモンダには、より汎用性の高いPF86(プレスフィット86)という規格が採用され、メンテナンス性の向上を図ったのかな?という印象です。また先に挙げたフレームに使用しているカーボングレードから来る違いだろうとも言えます。

BB周りの太さを分かってもらう為に写真を掲載しましたが、ドマーネの方ががっしりとした太いチューブになっていることが分かりますよね。

あなたはどちらのモデルが好みでしょうか?

全体を通してみると、以下の傾向があるようです。

Domane → 価格はEmondaに比べ高いものの、コンセプトを達成するために独自規格や上位グレードの素材、パーツを採用している。

Emonda → 価格はDomaneに比べて抑えられていて、カーボンフレームを安価に手に入れられる配慮が見られる。上手にコストカットしている。

更に、この要素にプラスするのは「ライダーの好み」です。多少、快適性が低くてもトータルコストを安く済ませ、ガンガン走りに出かけたい方。少しコストが高くても、安定していて快適なサイクリングを楽しみとする方。

そして、その好みを見分ける方法として当店では「試乗サービス」をご用意しております。今回ご紹介した2台のバイクに実際乗ってみることで違いを感じ、好みのバイクを決める事が出来ると思います!


以上、Domane S4 VS Emonda S4でした!