2016年8月26日金曜日

Paradigm(パラダイム)やAeolus(アイオロス)ホイールの駆動性能を高めるDT Swiss36Tスターラチェットとは?


DT Swiss純正のスターラチェットで駆動性能はカスタマイズ可能!

 先日、オーバーホールを承ったお客様から面白いホイールカスタムのご依頼を承りました。対象は「DT SWISS/240Sロードハブ」が組み込まれたホイールです。ボントレガーの場合、アルミ最上位モデルの「RXL Road Wheel」「Paradigm Elite」や「2015年以前のAeolusD3ホイール※1」が対象となります。

※1:マイナーアップデート後のアイオロスは既にこのカスタムを行った仕様となっております。

今回交換するパーツはこちら!「スターラチェット」と呼ばれています。皆様のロードバイクはペダルをこいでいる状態から足を止めると、後輪が空転するような仕組み(フリー機構)になっていると思います。この仕組みを実現しているのが上のパーツなんです。

なぜスターラチェットを交換すると駆動性能が高まるのか?

スターラチェットは2枚1組で使用します。この時、ペダルを正方向に踏み込むと、2つの歯がかみ合って、ホイールの空転をストップします。一方、ペダリングをやめた時や逆方向にペダルを回すと、2つの歯はかみ合うのを止めて、ホイールが空転するようになります。

動画イメージをご覧ください。このようにしてフリー機構を作り出しています。

そしてスターラチェットには、かみ合う為の溝(歯と呼んでいます)が用意されています。純正の状態はこの歯数が18と設定されています。ラチェットは円形なので、360÷18=20度毎に1つの溝がある事になります。その時、一つ問題が生じます。例えば、足を止めている状態からペダリングを始めると、バイクはすぐに進むでしょうか?答えはNOです。なぜならスターラチェットの歯が次にかみ合うポイントまで、ペダル→チェーンに伝達された力はホイールに伝わらないのです。
つまりのところ、18Tのスターラチェットにはペダルから入力した力が伝達されない「間」が存在する。という事なんです。
今回のカスタムパーツは伝達しない「間」を少なくするためのパーツなんです!
左の写真をご覧ください。左が純正の18Tのスターラチェット。そして右が今回用意したものです。歯数は36Tと2倍になっています。歯数36Tなら360÷36=10度毎にラチェットがかみ合うポイントが用意されています。スターラチェットの大きさは全く同じなので…

純正品と比較してペダル静止状態から踏み込みを開始した時
半分の時間で駆動が始まる

ということなりますよね。つまり駆動性能が高まる。という訳です。

さてさて、理屈が分かったところで早速インストールしちゃいましょう!後輪の内部パーツはこんな感じで用意されています。この真ん中にあるスターラチェットを交換して… 

このようにかみ合わせて、ホイール内部に収めます。作業時間は清掃を含めると約30分程度で終了します。後輪は内部のグリスが汚れている場合がほとんどですので、組換えの際には内部オーバーホール(工賃/2700円)を併せてオススメしております!

細かいカスタムですが、効果は比較的体感しやすいので気になった方は店頭にてご相談承ります!

DT SWISS 36Tスターラチェット(2枚1セット)
価格:10,757円(8%税込)